MLB公式サイトが2015年のベスト15を発表

MLB公式サイトが、2015年に最も再生されたハイライト動画ベスト15を発表した。
そのベスト15の中に日本人選手の青木宣親外野手とイチロー外野手がランクイン。
これだけでも驚きだが、なんとイチロー選手の動画はベスト10内に4つ入った。

まず、14位の青木宣親外野手の動画から。
4月22日のドジャース戦の6回、現役最強左腕カーショー投手からの内野安打をもぎ取り出塁した青木宣親選手。
この後一塁上でリードをとるが牽制で絶体絶命の場面を迎える。完全に逆を突かれ、一瞬、二塁方向に進みかけたところで、カーショー投手が一塁牽制球を投じる。タイミングは完全にアウトと思われ万事休すと思われたが、一塁手のタッチを体をひねりながらくぐり抜け、帰塁してセーフとなった。

ベスト10の内4つの動画をランクインさせたイチロー外野手の最初の動画は、9位で10月4日のレギュラーシーズン最終戦フィリーズ戦での「メジャー初登板」。

続いて8位は昨シーズンから加入したマーリンズで初ホームランを放ったシーン。
4月29日のメッツ戦の8回、ランナー二人をおいた場面で鋭く振りぬいた打球はライトスタンドへ一直線。
打った瞬間にそれとわかる打球は1号3ランホームラン。このホームランには観客よりもベンチの同僚が大興奮。

さらに4位にはイチロー外野手らしいというか、さすがイチローと言わざるを得ないプレーがランクイン。
5月10日のサンフランシスコでのジャイアンツ戦での1点リードで迎えた9回裏。1アウトでランナー一塁でライトの守備についていたイチローの頭上を大きな飛球が襲う。打った瞬間ホームランかと思いきやイチローは落下地点で捕球体勢に入る。
その次の瞬間、くるりと体を反転させフェンス方向へ体を向けるとボールはフェンスを直撃。
通常落下地点に入った時点で、この場合ランナーは2塁ベース付近から1塁へ帰塁しようとする。それを逆手にとりランナーを釘付けにしたのである。
イチローの目論見どおりランナーは3塁でストップ。
このあと結局サヨナラを許すのだが素人目にはわからない「超」がつく頭脳プレー。(こういう表現をすると本人は嫌がるだろうが)

最後に3位に入った動画は昨シーズンの名シーンと言うか、イチロー選手の現役時代のハイライト動画にも選ばれそうな「NINJA(忍者)」動画がランクイン。
4月16日の敵地メッツ戦で、三塁打を放った直後にイチローは、ゴードン内野手のニゴロで本塁に突入。
送球は一塁方向にそれたがそれでもタイミングは完全にアウトと思われた。
しかし、キャッチャーのタッチをかいくぐって…判定はアウト。
この後ベンチから「チャレンジ」が宣告され長い確認作業のあと判定は覆ります。

今年も日本人選手がどのような活躍を見せてくれるか今から楽しみです。

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