イングランドで開催中の第8回ラグビーワールドカップ。
8大会連続8度目の出場となった日本代表は初戦で24年ぶりの勝利をなんと南アフリカから劇的勝利を奪うという最高のスタートを切った。このニュースは世界中を駆けめぐり、ラグビーに詳しくない人へ「どれだけ凄いかの例え」が色々と飛び交うほど。比較してはいけないと思うが、サッカー日本代表にも気迫をもったプレーをと声が聞こえてきそうである。
その15人の中で不動のフルバックで、プレイスキッカーである「五郎丸 歩」選手のキックの前の【ルーティン】が話題になっている。
実は動画では映っていないが、【ルーティン】はボールをプレイスするところから始まる。片方の膝をつき、ボールを2回転させ静かにボールを置く。
それからは動画を見ての通りだが、強い相手に対する日本代表にとって生命線であるキック(ラインアウトへのキックを含め)は、
世界レベルの正確性を持つと言われている。
スポーツ選手のルーティンワークはその選手それぞれのメンタリティを保つため、パフォーマンスを最大限に発揮するために大切な【儀式】である。
この夏、100周年を迎えた夏の高校野球の予選大会では、代打で登場した選手の【ルーティン】が海外でも話題になった。
そのものによっては単に【パフォーマンス】ととらえられることもあるが、選手によってはユニフォームや道具と同じようにプレーするための【ツール】であるに違いない。
「五郎丸 歩」選手にはぜひ数多くのプレイスキックを成功してもらいたい。
no comment