この動画はさまざまな製品やサービスの品質を独自の方法で検証するアメリカの雑誌「Consumer Reports」が2009年に実施したもので、新旧のシボレー車を正面から衝突させその安全性を比較するというものである。
まず”旧”の車体は「1959年型シボレー・ベルエアー」。
GMグループのシボレー部門で1953年から1975年まで生産され、その後カナダに生産拠点を移して81年まで生産された。この間初代から4代目まで世に送り続けられるのだが初代は「最もアメリカらしい自動車の中の1台」と言われ、2代目では自動車業界でナンバー1の地位に踊りでたシボレーの中核を担いでいた。3代目の頃にはシボレーの位置づけとして最上級をインパラ、中間モデルをベル・エアーそしてビスケインを最廉価モデルとして格付けされていた。4代目になる頃の72年ビスケインの生産終了をきっかけにベル・エアーは最廉価モデルへと格下げされた。
次に”新”の車体は「2009年型のシボレー・マリブ」。
この車が登場したのは1964年(当初から4代目まではシボレーシェベルとして生産)で、GMグループのシボレー部門で中型セダンとして生産され現在(2016年)で8代目を迎える歴史のある車のひとつである。
もちろん動画を観てもらうとわかる通り新しい車の安全性が古いくるまより遥かに上回るのが判る。
フレームの強度やエアバッグの標準装備など色々とあり、自動車内の安全性は過去のものより飛躍的に伸びていると思うのだが、昨今のバスの事故などを見ると、ヒューマンエラーだけでなくトータル的に見て安全な乗り物になってほしいですね。
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